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多彩なメニューで企業支援/地域産業の課題解決も/中小企業基盤整備機構中部本部/中小企業振興

コロナ禍を踏まえ、中小企業を取り巻く経営環境は大きく変化している。デジタル化や生産性向上、新事業展開、事業承継など、抱える経営課題は幅広い。こうした中、中小企業基盤整備機構では、さまざまな支援メニューを用意し、中小企業の課題解決を支援している。

中小企業の成長に向け、さまざまな支援メニューを用意している(イメージ)
中小企業の成長に向け、さまざまな支援メニューを用意している(イメージ)

■支援強化

中小機構は、経営環境の変化への対応と、事業継続を図るための支援強化に乗り出している。具体的には、中小企業生産性革命推進事業や中小企業等事業再構築促進事業を通じた支援が挙げられる。

コロナの影響を受けながらも、新たな設備投資やIT導入、成長分野への投資、新事業展開、生産性向上、事業再構築に前向きに取り組む中小企業を後押しする狙いだ。補助率や補助上限額を引き上げた「グリーン枠」や「デジタル枠」を設けるなど、急速に進む脱炭素化・デジタル化社会への対応をサポートしている。

地域の成長企業への支援にも余念がない。中小機構中部本部では、中部経済産業局と連携し、「地域未来牽引企業」を重点的に支援している。ハンズオン支援に加え、中小企業と大手企業・海外企業を結ぶビジネスマッチングサイト「ジェグテック」や、中小企業大学校瀬戸校の研修など、複合的な支援の枠組みを検討していく。事業再構築補助金の採択事業者や事業の再構築を計画する事業者に対しても、計画実行や策定を助言し、ハンズオン支援を推進する。

中小機構中部本部が独自に手掛ける「医療機器市場への参入支援」も、事業再構築ハンズオン支援として推進していく。

地域産業の課題解決支援にも注力している。地域の支援機関や自治体などと連携し、地域を支える中小企業群の課題を把握し、中小機構が展開するさまざまなツールを組み合わせ、「地域の稼ぐ力」を面的に高める支援プログラムを提案していく。併せて小規模企業共済の加入促進も行っていく。

中小企業大学校瀬戸校の研修風景
中小企業大学校瀬戸校の研修風景

■三遠南信地域

三遠南信地域における支援にも取り組む。同地域が中小機構中部本部の所管(関東本部との共管)になって1年半が経過した。地域内の豊川市、浜松市、飯田市で、地元の支援機関と連携して、中小企業大学校瀬戸校のサテライト・ゼミを開催し、中小企業の人材育成支援に取り組む。

浜松市にあるインキュベーション施設「浜松イノベーションキューブ」では、施設内の創業支援に加え、中小機構内外の連携による支援を活用していく。

また、三遠南信地域の中小企業の振興などを目指す「三遠南信地域連携ビジョン推進会議」と連携して実施する「三遠南信のキラリと光る事業マッチング シナリオ」においても、ジェグテックなどの活用により、マッチング機能を強化する方針だ。

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