環境特集 団体の取り組み
一般財団法人ケケン試験認証センター
JASTI監査や独自のCSR監査で繊維業の人権、サステナビリティ対応支援
ケケン試験認証センターは、4月から経済産業省が策定した繊維産業の監査要求事項・評価基準「JASTI」の運用開始に伴い、JASTI 監査機関として認定を受け、監査受け付けを始めました。繊維業の特定技能外国人の受け入れに係る追加要件の一つ「国際的な人権基準に適合し事業を行っていること」の要件を満たす監査、認証の一つとなります。
ケケンではISO認定の認証機関として労働や環境、動物福祉などに配慮した繊維製品の国際規格「Textile Exchange (テキスタイル・エクスチェンジ)」の認証業務を手掛けています。リサイクルのGRS認証も同追加要件を満たします。
また、組織の社会的責任を定めたISO26000の人権や環境配慮、社会貢献、組織統制などの要件に対応した独自のCSRオーディット(監査)も行い、方針の公表やマネジメントシステムを構築し、海外取引での国際的な求めに自主的に取り組み、監査結果をアピールできるよう支援しています。
JASTI監査ではこうした豊富な実績ノウハウを生かし、監査概要の分かりやすい説明文書の提供をはじめ、無駄のないスピーディーで信頼、公平性の高い監査を実施します。人権配慮は海外取引の大きな条件にもなります。同監査に加えてケケンのCSRオーディットを活用いただくことで、同追加要件の対応とともに伝統的な繊維製品を含め、質の高いメイドインジャパンの海外展開を進めるお手伝いをします。