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建築用配管メーカーと合弁 三五、7月に新会社

 自動車の排気管などを生産する三五(本社名古屋市、恒川敬史社長)は18日、配管メーカーのノーラエンジニアリング(本社東京都)と合弁会社を設立すると発表した。建築用で、軽くて作業負荷を減らす次世代配管システム「FP35(エフピーサンゴ)」を事業化する。

 合弁会社は7月に設立し、10月から事業を始める予定。主にエフピーサンゴの製造から販売、アフターサービスを一貫して手掛ける。資本金は9500万円で、議決権ベースの出資比率は三五が65%、ノーラエンジニアリングが35%。本社は三五グループの三福(福岡県)内に置く。

 エフピーサンゴは、ステンレス鋼材を材料に用いることで、一般的な配管に比べ軽量化しているのが特長だ。作業者の負担を減らし、工期の短縮や施工費の低減などを見込める。シニアの作業員らでも働きやすくなる効果が期待できる。

 ノーラエンジニアリングは、1991年に設立した。配管に継ぎ手を使わず溶接を減らすことで品質の安定化や工期の短縮を実現する独自の工法などを手掛けている。

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