東海３県の新築分譲マンション　建築費増で価格高騰　供給エリアに変化も

　東海３県（愛知、岐阜、三重）の新築分譲マンション価格が高騰している。以前は名古屋駅周辺の高額物件が平均を押し上げていたが、建築費の増加で全体の価格が上昇。一部では、価格高騰が著しい名駅周辺を避けて、名駅以外の地下鉄東山沿線などに供給をシフトする動きもみられる。建設業界は、残業規制が厳格化される「２０２４年問題」を控えている。工期長期化に伴う重機レンタル費や人件費の増加などのコストアップにより、今後もマンション価格の高騰は続きそうだ。（野田哲示）

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